前世の記憶!

2024年07月17日 16:38

スピリチュアルの仕事は
たくさんの不思議に出会います。

ある日、一人の女性がやってきて、
「結婚をあきらめきれなくて、今も
 お見合いをしているのよ。」と言いました。

未婚の彼女は、知的で穏やかな雰囲気。
今年で60歳になるという。

「最近も、テニスが趣味の結構いい感じの
 男性を紹介されて、お付き合いも順調に
 行きそうだったんだけど---」

「いざとなると迷いが出て
 結局、いつも断ってしまうの。」
そう言うと、彼女は顔をゆがめました。

我が事なのに なぜだか分からない。
けれど 繰り返し起きる衝動。
その 元となる原因が、その人の
“過去世”に存在することがあります。

細胞レベルに記憶された はるかな時代の
記憶を第三の目(=透視能力)で
読み取ることができた雄山(私の師、他界)

しばらくその人に手をかざすと
静かに語り出しました。


【 前世---日本の戦国時代です。
 あなたは 殿様につかえる武将でした。

 そして---ある時、いくさが起きました。

 あなたには妻と、まだ幼い子供がおり
 たいへんに愛していました。 しかし、
 武士は戦争が起きれば
 戦地におもむかなければなりません。

 妻と子と、水さかずきをかわして別れ
 旅立ちました。

 しかし、戦場であなたは無念の死を
   とげます。  死んでゆきながら、
 あなたは心の底から悔やみました。

 妻を愛し続けることが出来なかった---。
 可愛い子供の成長を
 見届けてやることも出来なかった---。

 あなたは断腸の思いで
   亡くなってゆきました---】


語られる過去世の、その一部始終を聞くと
彼女は大きく息を吐きました。

そして「あゝ 分かりました」と言いました。

「なぜ 自分が結婚をしたいと強く思うのに
 この歳になるまで決心がつかなかったの.   か。

 そして今 同居している弟家族が
 大事で大事でならないのか。

 なぜ 弟の子供を わが子のように
 可愛く思えるのか。

 ---その全てに納得が行きました。」

「私はもう---結婚を考えることはやめます。
 これからは 新たな何かに
 心を向けて生きて行きます。」
そう言って彼女は帰って行かれました。


証明は出来ない。けれど、
過去世の衝撃体験が
今の人生に大きく関わることがあります。

知った本人が、高い確率で納得し
心を整理して前を向いて行かれるのを
私はたびたび、見送りました。

この広大な宇宙のことで人間が
科学で解明できたことは 、数値化は難しい
けれど、あえて言うなら、いまだ全体の
4〜5%に過ぎないのだそうです。

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