実際に受けたQ&Aを紹介します。
Q: 質 問 (女性・20代・未婚)
私は気になることがあると、なかなかその思いを捨てることができません。ドキドキしたり頭が真っ白になったりしてしまいます。
先日も仲の良い職場の先輩から突然、私の性格の欠点を指摘されて落ち込みました。
家に帰ってからもいろいろ考えているうちに熱いお湯を手にこぼして、やけどしそうになってしまいました。この性格を直したいのですが、どうしたら良いですか。
A: 回 答
日々出会うさまざまな出来事には、元々それ自体に意味はありません。ただ「そのことが起きた」という事実があるだけです。
それに意味を持たせているのは自分自身だということに気づきましょう。
職場の先輩に欠点を指摘されたという出来事に、あなたが何の意味も感じなければ、それは泡のようにたちまち消え去ってしまうでしょう。
あなたがそれをポジティブにとらえるとうれしい出来事になります。
例えば「私にそんなところがあったのね。今まで気がつかなかったわ。これから気をつけよう。言いにくかったでしょうに私のことを思って言ってくれて有難いな〜。」
そう思えばそのひとときは価値のあるものとなり、あなたはより愛される人になって行き、先輩は恩人という大切な存在になります。
ネガティブな捉え方をすると、あなたは悶々と悩み、上の空になって、うっかりミスをしてしまったり。先輩を嫌いになってしまったり。
賢明なあなたはすでにお分かりでしょう。そうです。どちらを選ぶかはあなた次第なのです。
そしてちょっとだけ努力の必要なポジティブを選べば、フィットネスで筋肉が鍛えられて行くように、あなたの心癖(こころぐせ)はより良いものへと変わって行きます。
基本的な性質は変わらなくても、心の扱い方は筋肉と同じように日々の生活習慣、積み重ねで、確実に変わって行きます。日常生活は勉強の場です。あきらめずそして気楽に、よりポジティブな心の使い方を目指しましょう。
あなたのその努力は筋肉と同じように、日にちが経ったある日、その成果を自分自身で確認することができるでしょう。
2022年7月中旬、関係者にことづけをお願いして、タイ北部のナーン県の2つの学校の子供たちのために奨学金援助の寄付をさせてもらいました。
※2019年秋に続き、今回が2回目となります。